弊社は今年の2月に新しい機械の発注をしました。
こんな機械です。
ところが発注先がまずかったのです。それはアメリカのニューヨーク。
ご存知の通り、発注後間もなくロックダウンです。
お金は振り込んでいましたが、あれから4か月音沙汰無しです。最悪倒産も視野に入れながら、この機械のことを忘れるよう努めて日々を送ってきました。
ところが本日先方からメールが来て、7/7に発送するから送料1200ドルを振り込めとの連絡です。注文していた機械を発送するよ!というだけの連絡が、これほど嬉しかったことはありません。
しかし、あれ?ということがありました。
皆さんなら総重量400kgの荷物をニューヨークから大阪港までの船賃として1200ドルは、そんなものだろうと思われることでしょう。
私もずっと昔ならそう思ったはずです。
しかし・・・弊社は中国やインドから多量の機材を輸入しています。中国からは飛行機がメインですが、インドからは船を多用します。インドから一度に船に乗せる重量は、ほぼ1000kgです。その運賃は、ニューデリーからムンバイまでの数千kmの陸送を含めても100ドル程度なのです。
今回のニューヨークからの荷物は400kgですからインドからの荷物の半分以下ですが運賃は12倍です。
グローバル化が進んだ現在でも、これほどの価格差があるんですね。おそらくこの価格差は人件費に現れているのでしょう